守衛さんが夜建物を締めようとするときに、ディオールがそこにいる気配を感じる。
これは、映画「ディオールと私」の一場面。
ディオールは規律を作り、死後もそれが受け継がれ、新しさを吹き込んで、作品を作り続けているということでした。
ディオールのディレクターに抜擢されたラフ・シモンズ氏。ディオールでの最初のコレクションまで、たったの8週間!間に合うのか?!
ラフ・シモンズ氏の実現したいことを、みんなで支え、大成功するというお話です。これがまた、要求が高くて・・・反発もありつつ力を出していく、そのプロセスが興味深かったです。
最初の案をシモンズ氏が描くのでなく、みんなに案を出してもらい、そこからシモンズ氏が選ぶ。それをまたみんなでデザインしていく。意見を言い合って、創り出していく。
その理由は、「パッションの高いものを作り上げた方が良いから」。
みんなが主役なのですよね。
お針子さんの中に、40年選手がいて、小学生のとき、ディオール氏が誰かも知らないのに、「私はクリスチャン・ディオールで働く」と宣言していて、実現したという方がいらっしゃいました。
1946年12月8日の設立とありますから、77年ブランドが続いていることになります。創業者の想いが引き継がれていくってすばらしいです。